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放射線化学療法

放射線化学療法

放射線化学療法について

最近では、手術が可能な患者さんにも、患者さんが希望した場合には、この放射線化学療法をおこなうことがあります。

国立がんセンターでは、放射線の照射と、「シスプラチン」と「フルオロウラシル」という二種類の抗がん剤を使って治療をおこないます。

この治療は一週間単位のスケジュールによっておこなわれます。
一週間のうち、最初の5日間に、フルオロウラシルの投与と放射線の照射をおこないます。
シスプラチンは最初の一日目だけに投与します。

2週目、3週目は放射線の照射だけをおこないます。
4週目と5週目の二週間は休みをとって、6週目からまた同じサイクルで治療をおこないます。

しかし一方で、 この治療法では放射線による副作用があります。
食道に放射線を当てると、同時に心臓にも当たってしまいます。

そのため、30%の割合で胸水(胸腔に水が異常にたまる状態)や心不全になります。
こうした症状はすぐには出ません。

2〜3年たってからあらわれます。
そのあいだにほかの臓器にがんが再発して、そのときには心不全などで手術がむずかしくなることもあります。
現在、国立がんセンターでは、ステージⅡ〜Ⅲの患者さんを対象に、放射線化学療法の効果を調べる臨床試験がおこなわれているところです。

【術後の過ごし方】バランスのよい食事を心がけ、ゆっくり食べる

手術で食道を再建すると、最初のうちは食べ物を飲みこむことがむずかしくなることがあります。
食道につかえてしまうこともしばしばあります。

しかし、すこしずつ飲みこむことをくり返していけば、やがてうまく飲みこめるようになります。
食事は回数を多くして、少量をゆつくり時間をかけて食べましよう。

治療後は、定期的に検診を受ける必要があります。
進行したがんであった人ほど通院回数は多くなります。

食道がんは転移しやすいがんです。
油断せず、お酒やたばこの習慣は、できるだけなくすように心がけてください。

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