眠らない、眠れない人は昼間の眠気に要注意

睡眠障害の悪影響について

睡眠障害の影響

睡眠障害がもたらす人と社会へのダメージとは?

睡眠障害によって本来、体に必要なホルモンやエネルギーが補給されずにいろいろなダメージや悪影響が生じてしまいますので注意しましょう。

不眠の5Pが大きな原因

睡眠障害の原因については、一般的に「不眠の5P」と呼ばれる分類方法で説明されることが多いようです。

1.身体的原因 Physical

痛み、かゆみ。発熱、頻尿など身体的な疾患によって睡眠障害が生じます。

2.生理学的要因 Physiologic

時差、交代勤務、短期入院、不適切な睡眠衛生などが原因になります。

3.心理学的要因 Psychological

精神的ショック、ストレス、生活上の不安などが原因になります。

4.精神医学的要因 Psychiatric

統合失調症、気分障害、不安障害、アルコール依存症などが原因で、睡眠障害を引き起こします。

5.薬理学的要因 Pharmacologic

アルコール、降圧薬、カフェイン、ニコチン、ステロイド、甲状腺剤などによる影響があります。

これらの原因が単独、もしくは複合的に絡み合って睡眠障害を起こしていると考えられます。

昼間の眠気で成績不振、ミス、うつ病に注意

睡眠障害によって、社会的生活が円満に営めなくなり、成績不振やミスの増加で自信をなくし、学校や会社を休みがちになると、精神的にも落ち込み始めて抑うつ状態になる・・・というように複雑化してしまうケースも多いので、早めに医師に相談するようにしましょう。

いい睡眠が健康の基本

いくら美容に気を使っていても、いくら食事に注意していても、いい睡眠がなければ、体も心も安らぐことができずに、体の不調が起きてしまいます。
睡眠は健康の基本であることをもう一度しっかりと認識して、自分の睡眠習慣を見なおしてみましょう

睡眠に関連するホルモン(内分泌物質)

睡眠中に分泌される主なホルモンを4つご紹介します。
どれも体にとって必要なホルモンで、いい睡眠をとることで分泌されます。

メラトニン メラトニンは脳の松果体から産出され、眠りを誘うホルモンとして知られています。
血圧、脈拍、体温を低下させて、自然な眠りを誘う作用があります。
加齢とともに分泌量が減り、これが高齢者の睡眠障害に関係していると言われています。
成長ホルモン 子供の体の成長に必要不可欠なホルモンで、成長が止まった大人にとっても、
皮膚などの細胞の代謝を促進する作用があるため、若返りホルモンとして注目されています。
成長ホルモンはノンレム睡眠で深い眠りに就いた時に分泌されることがわかっています。
プロラクチン 下垂体から産出されるホルモンで、乳腺を刺激して発育させたり、
乳汁の分泌を促進する他、免疫応答、血管新生などに関係し、睡眠時に分泌されます。
コルチゾール コルチゾールは、ブドウ糖や脂肪エネルギーに変換するのを促進するホルモンで、
睡眠中の特に明け方に分泌され、睡眠中に体内のブドウ糖や脂肪を燃焼してエネルギーを
作り出しています。
次のページで、睡眠障害の診察の流れについて詳しく解説いたします。もっと見る