眠らない、眠れない人は昼間の眠気に要注意

ナルコレプシーの診断

ナルコレプシーとの向き合いかた

正しい診断を受け、薬や生活習慣、周囲のサポートでナルコレプシーとつきあう

ナルコレプシーは慢性疾患なので、長期間治療や症状のコントロールをする必要があります。
周囲の人々の理解や主治医との信頼関係を気づいていきましょう

ナルコレプシーの診断は?

ナルコレプシーは過眠症のひとつですが、睡眠時間は夜間の中途覚醒や睡眠麻痺、幻覚などで減りむしろ不眠状態になってしまう患者さんも多いです。

ナルコレプシーの診断は、まず問診で普段の睡眠状態を効き、過眠症の評価に用いられるJESSという質問票で過眠の度合いを評価します。

さらにナルコレプシーの4主徴の有無を聞き、終夜睡眠ポリグラフの検査反復睡眠潜時検査MSLT)などを行います。

どんな薬で症状が改善する?

ナルコレプシーは若年層で発症する慢性疾患なので、薬剤依存などを避けるために最小限の薬剤を使って治療を進めていく必要があります。

規則的な睡眠を心がけて夜間に十分な睡眠時間をとり、昼休みなどに短時間の睡眠をとったり、可能であれば生活スケジュールの合間に仮眠をこまめにとることを勧めます。
またカフェインの摂取も推奨します。

日中の睡眠発作、激しい眠気を緩和する薬として処方されるのは、モダフィニルメチルフェニデートペモリンなどの中枢神経を刺激する薬ですが、副作用に個人差があるので主治医と相談しながらきちんとした指導のもとに投薬治療を進める必要があります。

この他にも夜間の不眠や入眠困難を改善する薬や、情動脱力発作や入眠時の金縛りや幻覚を改善する薬などがあり、患者さんの症状に合わせて処方していきます。

薬で症状を緩和しながら社会生活を上手に営んでいく

これらの薬は、ナルコレプシーに伴う生活に支障をきたす困った症状を緩和するための対症療法なので、病気の根治にはなりません

この病気と長く付き合っていくためには、家族や職場、学校など周囲の人々の理解とサポートが必要です
患者さんはこれらの症状でつらい思いをしたり、疎外感を持ったりしがちなので、一人で問題を抱え込まずに、主治医や医療スタッフに何でも相談してください。

また同じ悩みを持つナルコレプシーの患者さんの会などもありますので、積極的に人間関係を築いて社会との関わりを持ち続けて治療を続けていきましょう。

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